転職活動は退職前と退職後どっちがいい?40代後半で退職した元警察官の本音

街角で分岐する2本の道に立つスーツ姿のビジネスマン 公務員・警察官の退職

「転職活動は、今の仕事を続けながら始めた方がいいのか」
「それとも、退職してから集中した方がいいのか」

退職を考え始めると、多くの人がこの問題で悩むと思います。

在職中に転職活動をすれば、収入面では安心があります。
一方で、仕事をしながら応募書類を作り、面接日程を調整するのは簡単ではありません。

退職後に転職活動をすれば、時間は確保しやすくなります。
しかし、給与収入が途切れる不安や、空白期間をどう説明するかという悩みも出てきます。

私自身、警察官として17年間勤務した後、家族との時間を大切にしたいという思いから、40代後半で退職しました。
在職中にも約10か月ほど転職活動を行い、10社以上に応募し、5社ほど面接を受けました。

その経験から感じるのは、在職中の転職活動も大変ですが、退職後の転職活動も決して楽ではないということです。

この記事では、退職前と退職後の転職活動について、一般的なメリット・デメリットだけでなく、40代後半で退職した元警察官としての実体験も交えながら解説します。

結論|基本は在職中から始める方が安全。ただし状況によって退職後も選択肢

都会を見下ろすオフィスで考えるミドル世代男性

結論から言うと、生活費や家族への影響を考えると、できるだけ在職中から転職活動を始める方が安全だと感じています。

理由は、給与収入が続いている状態の方が、焦って条件を下げすぎるリスクを減らしやすいからです。

ただし、すべての人に在職中の転職活動が向いているわけではありません。

たとえば、

  • 心身が限界に近い
  • 勤務時間が不規則で面接調整が難しい
  • 家庭の事情で一度立ち止まる必要がある
  • 退職後の生活費にある程度の見通しがある

という場合は、退職後に集中して動く選択肢もあります。

大切なのは、
「退職前か退職後か」だけで考えるのではなく、自分の性格・生活費・家族・年齢・希望する働き方を含めて判断することです。

この記事を書いている私のこと

信頼感のある笑顔でベージュニット姿の40代男性

私は警察官として17年間勤務した後、40代後半で退職しました。
退職を考えた理由の一つは、家族との時間を大切にしたいと思ったからです。

在職中には、転職エージェントに登録し、企業への応募や面接も経験しました。
応募した企業は10社以上、面接まで進んだのは5社ほどです。そのうち3社はWeb面接でした。

当時は通常の日勤勤務だったため、平日の日中に面接へ行くのは難しく、夜間のWeb面談やWeb面接で対応することが多くありました。

一方で、退職後に時間ができたからといって、すぐに転職活動へ集中できたわけではありません。
Webデザイン、プログラミング、AIの勉強、ブログ運営などに取り組む中で、転職活動を後回しにしてしまった時期もあります。

この記事では、成功談ではなく、そうした反省も含めて書いています。

【早見表】退職前と退職後の転職活動を比較

明るく清潔なオフィスで資料を比べ合う2人

比較項目 退職前に転職活動 退職後に転職活動
給与収入 続く 途切れる可能性がある
時間の余裕 少ない 作りやすい
精神的な余裕 両立の負担がある 経済的不安が出やすい
面接日程 調整が難しい場合がある 対応しやすい
空白期間 発生しにくい 説明が必要になる場合がある
家族への影響 比較的小さい 生活費の見通しが重要
向いている人 安定を重視したい人 一度立ち止まりたい人

表だけを見ると、退職前は収入面で安心、退職後は時間面で有利に見えます。

ただ、実際にはそれほど単純ではありません。

私の場合、在職中の転職活動は時間調整が大きな負担でした。
一方で、退職後は経済的な不安や年齢への焦りが強くなりました。

どちらにもメリットとデメリットがあります。

退職前に転職活動するメリット

明るい廊下を颯爽と歩くビジネスパーソン

給与収入が続く安心感がある

退職前に転職活動をする一番大きなメリットは、給与収入が続いていることです。

毎月の収入がある状態なら、転職先を焦って決めにくくなります。
条件が合わない求人に対しても、無理に応募しなくて済む余裕があります。

特に40代後半やアラフィフで家族がいる場合、生活費の安心感はとても大きいです。

焦って転職先を決めにくい

退職後に収入が途切れると、どうしても焦りが出やすくなります。

「早く決めなければ」
「条件を下げても働かなければ」
「空白期間が長くなるのでは」

こうした不安が強くなると、本来の退職理由と合わない職場を選んでしまう可能性もあります。

私自身、家族との時間を大切にしたくて退職したのに、焦りから残業の多い仕事を選んでしまっては意味がないと感じています。

在職中であれば、ある程度冷静に比較しながら転職先を探しやすいです。

空白期間を気にされにくい

在職中に内定を得て転職できれば、職歴上の空白期間は発生しにくくなります。

空白期間があること自体が必ず悪いわけではありません。
ただ、退職後の期間が長くなると、面接で理由を聞かれる可能性はあります。

その説明に不安がある人にとっては、在職中に転職活動を進める方が安心です。

退職前に転職活動するデメリット

夜遅くまでデスクで疲れた様子のオフィスワーカー

平日の日中に動きにくい

在職中の転職活動で大きな壁になるのが、時間の確保です。

企業の面接は平日の日中に行われることもあります。
有休を取れる人なら対応しやすいかもしれませんが、職種や職場環境によっては簡単ではありません。

警察官や公務員、交代制勤務、日勤勤務で外出しづらい仕事の場合、面接日程の調整が負担になることがあります。

面接日程の調整が大きな負担になる

私が在職中に転職活動をしていたときは、通常の日勤勤務でした。
そのため、平日の日中に企業へ面接に行くのは難しい状況でした。

転職エージェントには2社登録しましたが、実際にコンサルタントの方と面談したのは1社です。
その面談も夜間のWeb面談で行いました。

企業面接も、夜間のWeb面接で対応してもらうことが多かったです。

一度だけ19時から企業に訪問して面接を受けたことがありました。
その日は残業にならないように仕事を進め、仕事中も面接会場までの電車の時間を何度も確認していました。

「何時の電車に乗れば間に合うか」
「何時を過ぎたら間に合わないか」

そんなことを何度も考えながら仕事をしていたので、かなり神経を使いました。

元警察官の私が在職中に10か月転職活動して感じたこと

私自身、在職中に約10か月ほど転職活動をしていました。
応募は10社以上、面接まで進んだ企業は5社ほどです。

在職中の転職活動は、不可能ではありません。
ただし、仕事、応募書類、面接日程、現在の職場への気遣いが同時に重なります。

私の場合、面接がある日は朝から落ち着かず、仕事中も時間が気になっていました。
Web面接の日も、仕事が終わると駅まで急ぎ、帰宅してすぐ面接に備えるような状態でした。

この経験から、在職中の転職活動は、収入面では安心がある一方で、精神的にも体力的にもかなりエネルギーを使うと感じています。

退職後に転職活動するメリット

カフェでゆったりとノートPCに向かう中年人

面接や書類作成に時間を使いやすい

退職後は、在職中よりも時間を確保しやすくなります。

職務経歴書を見直したり、求人を比較したり、面接対策をしたりする時間は取りやすいです。

平日の日中の面接にも対応しやすくなるため、日程調整のストレスは減ります。

働き方を見直す時間ができる

退職後は、自分の働き方を見直す時間にもなります。

私自身、警察官として17年間働いた後、家族との時間を大切にしたいという思いから退職しました。

退職後は、転職だけでなく、副業、ブログ、AI活用など、これまでとは違う働き方について考える時間ができました。

一度立ち止まることで、
「自分はこれから何を大切にして働きたいのか」
を考えやすくなる面はあります。

心身を立て直す時間になる場合もある

今の仕事で心身に限界を感じている場合、退職後の時間が立て直しにつながることもあります。

ただし、体調やメンタルに関わる判断は自己判断だけで抱え込まない方が安全です。
必要に応じて、医師、家族、職場の相談窓口、自治体の相談窓口などに相談することも大切です。

退職後に転職活動するデメリット

自宅のテーブルで財布を見つめる不安そうな男性

給与収入が途切れる可能性がある

退職後の一番大きな不安は、お金です。

退職すると、給与収入は途切れる可能性があります。
退職金や貯金、失業給付、副業収入などがある人もいますが、状況は人によって異なります。

また、退職後も生活費だけでなく、健康保険、年金、住民税などの支払いが発生する場合があります。

制度や金額は人によって違うため、詳しくは自治体、ハローワーク、日本年金機構、税務署などの公式情報を確認してください。

空白期間の説明が必要になる場合がある

退職後に転職活動をする場合、面接で空白期間について聞かれることがあります。

空白期間があること自体が必ず不利になるわけではありません。
ただし、その期間に何をしていたのかを説明できるようにしておくと安心です。

大切なのは、無理に立派な理由を作ることではありません。
その期間に何を考え、何に取り組んでいたのかを、自分の言葉で整理しておくことです。

退職後なら集中できるとは限らない

私自身、退職後なら転職活動に集中できると思っていました。

しかし実際には、Webデザイン、プログラミング、AIの勉強、ブログ運営などに取り組む中で、転職活動を後回しにしてしまった時期があります。

勉強したこと自体は無駄ではありません。
ただ、アラフィフでの転職では、1か月、半年、1年の重みが想像以上に大きいと感じています。

退職後に時間ができたとしても、自分で予定を立て、自分で行動し続ける必要があります。

この点は、私自身の反省として強く感じています。

退職前・退職後どちらを選ぶべきかの判断基準

ノートを持ちながら明るい窓辺で考える様子

生活費の見通し

退職後に転職活動をするなら、生活費の見通しは必ず確認しておきたいです。

家賃、住宅ローン、食費、保険料、年金、税金、通信費、家族にかかる費用など、退職後も出ていくお金はあります。

「何か月くらい収入がなくても生活できるか」
「退職後に必要な手続きは何か」
を事前に確認しておくと安心です。

心身の状態

心身が限界に近い場合、無理に在職中の転職活動を続けることが正解とは限りません。

ただし、退職は生活に大きく影響します。
一人で判断せず、家族や信頼できる人、必要に応じて専門機関に相談することも大切です。

家族の理解

家族がいる場合、退職や転職は自分一人の問題ではありません。

収入、生活リズム、将来設計に影響します。

私自身も、家族との時間を大切にしたいという思いが退職理由の一つでした。
だからこそ、家族への影響を考えることは避けられませんでした。

ここに、家族と実際にどのような話をしたか、書ける範囲で追記するとさらに共感が高まります。

自分の性格

これは意外と大切です。

退職後に時間ができれば自然と動ける人もいます。
一方で、時間があることでかえって先延ばししてしまう人もいます。

私自身は、退職後に勉強を優先し、転職活動を後回しにしてしまった時期がありました。

「退職したら本気を出せる」と考える前に、自分が本当に一人で計画的に動けるタイプかを考えておく必要があります。

年齢と転職市場での立ち位置

40代後半・50代の転職では、年齢を意識する場面があります。

もちろん、年齢だけですべてが決まるわけではありません。
これまでの経験や人柄、応募先との相性も大切です。

ただ、アラフィフの場合は、1日1日、1か月1か月を大切にした方がよいと感じています。

空白期間を面接で聞かれたときの説明例

面接で堂々と話しているシーン

退職後の空白期間について聞かれた場合は、事実を簡潔に伝え、今後どう働きたいかにつなげると話しやすいです。

例文

退職後は、今後の働き方を見直す期間として、転職活動に向けた準備や情報収集を行っていました。あわせて、ライティングやブログ運営、AI活用などにも取り組み、自分の経験をどう活かせるかを整理していました。今後は、前職で培った責任感や対人対応力を活かし、御社の業務に貢献したいと考えています。

私の場合、面接では、

クラウドソーシングでライティングの仕事をしたり、ブログ運営に取り組んだりしています。

と説明することがあります。

大きく深掘りされることは多くありませんでしたが、聞かれたときに答えられるよう準備はしています。

元警察官の経験を民間転職でどう伝えるか

ガラス張りのオフィス前に立つネイビースーツ

警察官経験を民間転職で伝えるときは、警察特有の仕事内容をそのまま話すだけでは伝わりにくい場合があります。

民間企業でも伝わる言葉に置き換えることが大切です。

私が履歴書や職務経歴書、面接準備で整理している内容は、たとえば以下です。

  • 巡回、警戒、初動対応を通じた状況判断力
  • 来訪者、地域住民、関係者への丁寧な対応経験
  • 相手の話を正確に聞き取り、状況を整理する力
  • 事実確認、記録作成、報告書類作成の経験
  • 守秘義務、規律、時間厳守、責任感を重視した業務姿勢
  • トラブル時にも落ち着いて対応する冷静な判断力
  • 報告、連絡、相談を徹底する業務遂行力
  • 幅広い相手への丁寧なコミュニケーション力
  • 外国人対応や外国語での対応経験
  • Word、Excelを使った基本的な文書作成、データ入力スキル

面接で「警察官の経験をどう活かせますか」と直接聞かれることは、私の体感では多くありません。
しかし、答えを準備しておくと、自己PRや志望動機、前職で工夫したことを聞かれたときに応用できます。

退職を伝えるタイミングで意識したいこと

デスク上の万年筆とメガネの静物

退職を伝えるタイミングは、職場や雇用形態、就業規則によって異なります。

民間企業の場合、無期雇用では民法上の考え方として退職申出から一定期間で雇用契約が終了する仕組みがありますが、実際には就業規則、引き継ぎ、職場との関係も考える必要があります。
公務員の場合は、所属や自治体の手続きに従う必要があります。

私の場合、退職を上司に切り出すのはとても難しかったです。
勤務中に上司と二人になるタイミングを考えたこともありましたが、いつ対応が入るかわからない状況では、なかなか切り出せませんでした。

結局、勤務交代の直前に上司へ電話し、

この後、少しお時間をいただけませんか。

と伝えて、時間を作ってもらいました。

退職を伝えるのは、例文どおりに話せば済むものではありません。
職場の状況、人間関係、タイミングによって、思っている以上に難しいものです。

だからこそ、事前に何を伝えるかを整理しておくことが大切です。

まとめ|アラフィフは在職中から少しずつ準備するのがおすすめ

木漏れ日の街路を前向きに歩く希望に満ちた男性

転職活動を退職前に始めるか、退職後に始めるかに、絶対の正解はありません。

在職中の転職活動には、収入面の安心があります。
一方で、時間調整や面接対応の負担は大きいです。

退職後の転職活動には、時間の余裕があります。
一方で、給与収入が途切れる不安や、空白期間、年齢への焦りが出てくることがあります。

私自身の経験から言うと、在職中の転職活動はたしかに大変でした。
しかし、退職後の転職活動も決して楽ではありませんでした。

特にアラフィフの場合、時間の重みは想像以上に大きいです。

これから退職や転職を考えている人には、できれば在職中から少しずつ準備を始めることをおすすめします。

焦る必要はありません。
でも、先延ばしにしすぎると、後から苦しくなることもあります。

あなたの生活、家族、心身の状態、そして自分の性格に合った形で、後悔の少ない選択をしていきましょう。

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