
「警察官を辞めたい…」「このままで本当にいいのだろうか」と、あなたも一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
私も警察官として17年勤務し、さまざまな葛藤の末に転職を決断しました。
今回は、そんな私自身の経験をもとに「警察官 転職」というテーマで、後悔しない選択をするためのステップをお伝えします。
警察官から転職したいと感じる瞬間とは
多くの警察官が転職を考えるきっかけには共通点があります。
よくある理由
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長時間労働が当たり前で体力的に限界を感じた
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昇進の道が閉ざされていると感じた
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休日でも呼び出されて家族と過ごせない
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理不尽な人事異動が多く、生活の基盤が安定しない
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家族との時間を大切にしたくなった
このように、心身や家庭への負担が限界に達したときに「転職」が頭をよぎる方が多いようです。
警察官からの転職に感じやすい不安と向き合う方法
警察という特殊な職場に長くいると、転職へのハードルが高く感じられるのは当然です。
よくある不安とその解決策
不安の内容 | 解決のヒント |
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他の仕事に通用するスキルがないのでは? | 実は「対人対応力」「危機管理能力」は多くの業界で高評価 |
民間企業の文化に馴染めるか心配 | 事前に企業文化や働き方を調べておくと安心 |
年齢的に遅すぎるのでは? | 30代後半でも転職成功例多数!柔軟な姿勢がカギ |
安定(公務員)を手放すことへの不安 | 経済的な安定と精神的な安定、どちらを選ぶかは価値観次第。精神的な充実が結果的にキャリアを伸ばすことも |
特に「公務員=安定」というイメージが強く、これを手放すことに不安を感じるのは自然なことです。
しかし、精神的な消耗を続けてまで「安定」にしがみつくことが本当に正解かどうか、一度立ち止まって考えてみる価値があります。
精神的な安定を手に入れたことで、結果的に新しい職場で能力を発揮し、収入も上がったという例もあります。
警察官の経験を活かせるおすすめの転職先
あなたがこれまで培ってきた経験は、民間でもしっかり活かすことができます。
おすすめの転職先
セキュリティ業界
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警備会社(管理職候補)
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企業のリスクマネジメント部門
公共性のある仕事
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自治体職員(防災・危機管理)
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教育・福祉関連の職員
民間企業
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コンプライアンス部門
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カスタマーサポート(冷静な対応力を評価されやすい)
独立・フリーランス
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通訳、講師、ライターなど専門スキルがあれば可能性あり
転職活動の進め方とタイミングの見極め方
転職を成功させるには、計画的な準備が大切です。
転職の基本ステップ
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自分の価値観と希望条件を整理する
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使えるスキルや強みを棚卸しする
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転職サイトやエージェントに登録する
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応募書類や面接の対策をする
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内定後の退職手続きをスムーズに進める
ベストなタイミングとは?
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異動直後ではなく、任期満了や落ち着いた時期がベター
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家族の理解と準備が整った時期にするのがおすすめ
警察官から転職してよかったことと後悔しないためのポイント
実際に転職した元警察官として、伝えておきたいことがあります。
転職してよかったこと
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家族と過ごす時間が増えた
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自分の体調を優先できるようになった
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自己成長の機会が広がった
後悔しないためのアドバイス
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「辞めたい」だけで決断しない
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感情ではなく、将来のビジョンで判断する
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情報収集と準備をしっかりする
最後に:転職は逃げではなく「人生を選び直す」こと
警察官としての誇りを持ちながらも、「この働き方はもう限界」と思ったら、それはあなたの人生を見つめ直すチャンスです。
転職は決して逃げではありません。
海外では当たり前のことで、転職(途中退職)にネガティブなイメージを持っているのは日本人くらいです。
あなたの経験は必ず、どこかで必要とされています。
一歩踏み出すその先に、新しい未来が待っているかもしれません。
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