はじめに|現場の警察官こそ“AIという相棒”を持つべき理由

Nutsさん
活動記録、申報、被害届、捜査報告書、写真撮影報告書、広聴などの作成……
警察官の仕事は「現場対応」だけでなく、裏方の事務作業も非常に多く、時間と集中力を奪います。
そこで、注目したいのが「AIを活用して業務を効率化する方法」。
AIは捜査を代行してくれるわけではありませんが、あなたの新しい“相棒”として、日々の業務を手助けしてくれるかもしれません。
この記事では、警察官の現場に役立つ無料AIツールと、その具体的な活用法を、初心者向けにわかりやすく解説します。
AIを活用できる警察業務とその効果
警察業務の中で、AIを使えば効率化でき、警察官の負担が少しでも軽くなりそうなものを紹介します。
活用場面 | これまで | AI活用後の変化 |
---|---|---|
各種報告書作成 | 毎回一から作成 | ChatGPTで下書き生成、時短&整文 |
広報チラシ | パワポやWordで苦戦 | Canvaで10分で完成、デザインも◎ |
アンケート | 手配布・手集計 | Googleフォームで自動集計&共有 |
地域・市民対応文書 | 書き方に迷う | ChatGPTが敬語・説明文をサポート |
警察官におすすめの初心者向けAIツール3選
① ChatGPT(チャットGPT)
言わずと知れたAI界のKING!【ChatGPT】
誰でも一度は聞いたことがあるAIツールです。
用途: 文書作成・説明文の整備・要約
使い方例:
- 報告書の定型部分や導入文の作成
- トラブル対応後の説明書きのドラフト
- 対話ログの要点整理や敬語チェック
ポイント:
- スマホで使える・無料からOK
- 「○○について報告文を作って」と話しかけるだけ
② Canva(キャンバ)
WEBデザインなどでよく使われているツール【Canva】
用途: 広報チラシ・掲示物・簡易資料のデザイン
使い方例:
- 交通安全や防犯のポスター作り
- 交番だよりや地域案内のデザイン強化
- 住民説明会用スライドのテンプレート利用
ポイント:
- スマホでもOK、テンプレを選ぶだけで見栄え◎
- デザインが苦手でも、10分で完成
③ Googleフォーム+ChatGPT(連携)
馴染みのあるGoogleフォームに、AIの王様 ”ChatGPT” を掛け合わせれば作業効率倍増!
用途: アンケート・報告集計+説明文作成補助
使い方例:
- 市民向け、または署員向けの各種アンケートの作成と自動集計
- ChatGPTで設問文や案内文の文案をサポート
- スプレッドシートと連携して分析も簡単
ポイント:
- Googleアカウントがあればすぐに無料で使える
- 手書きアンケートより圧倒的に楽&ミスなし&クオリティもUP
AIツール導入ステップ【初心者向けに調整】
Step 1:個人のスマホで試してみる
警察署のPCはインストール制限があり、自由に使えない場合がほとんど。
まずは自分のスマホで無料ツールを試してみることが第一歩です。
Step 2:公務に直接関わらない場面で試す
例えば、
- 自己学習用の報告文作成
- PTA向け案内の試作
- 広報用ポスターの雛形作り など
個人の練習レベルでAIの使い方を体感しましょう。
そうすると、「AIで何が出来そうか」がわかってきます。
Step 3:簡単な業務で実際に使ってみる
- ChatGPTで報告文の骨組みを作ってみる
- Canvaでポスターのひな形を1枚作ってみる
- Googleフォームで住民アンケートの試案を作る
※個人情報や事件情報の入力は厳禁です。
Step 4:効果を共有してチームで活用
「これ、めちゃくちゃ早く作れたよ!」
そんな一言から、徐々に職場全体がAIに興味を持ち始め、AI導入のきっかけになるかも。
AI活用時の注意点
- 個人情報・事件情報はAIに入力しないこと(絶対)
- AIが出力した内容は、必ず人間が最終チェック
- 所属する部署や本部の使用ルールや指針を事前に確認する
まとめ|AIは“現場の相棒”、あなたの負担を減らすパートナー
AIは、現場で奮闘する警察官の業務を**確実に軽くしてくれる“新しい相棒”**になり得ます。
ChatGPTがあなたの書類作成を、Canvaが広報活動を、Googleフォームが住民対応を、サポートすることが可能です。
まずは、個人のスマホで小さく始めてみましょう。
その一歩が、あなたの働き方に大きな変化をもたらすはずです。
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