AIは、教員の「見えない仕事」を支えるパートナー

「AIって授業に使えるの?」――
「学校現場には関係ないでしょ」――
そんな疑問を持つ方にこそ知ってほしいのが、今まさに教育現場で広がりつつある教員向けAIツールの活用です。
教材作成や採点、個別指導はもちろん、学級運営、保護者対応、部活動、校務まで、
AIは教員の業務をサポートし、“子どもと向き合う時間”を増やしてくれる存在です。
この記事では、学校現場で本当に役立つ無料AIツールと、授業内外での具体的な活用例をわかりやすく解説します。
授業で使えるAI活用シーンとおすすめツール
教材作成・スライド作り
個別指導・理解度把握
-
Qubena(キュビナ):生徒の習熟度や間違い傾向をAIが分析し、最適な問題を自動出題
-
学習支援の「どこから手をつけていいか」が明確に
テスト・採点・集計
-
Googleフォーム+AI拡張:小テストの自動採点とフィードバック機能
-
採点漏れやミスを防ぎつつ、作業時間を大幅短縮
*「Googleフォーム+AI拡張」とは、Googleフォームに自動採点やフィードバック、結果のグラフ表示などの機能を追加することで、AIのような便利な使い方ができる仕組みのことです。フォーム単体ではできない処理を、Googleスプレッドシートや無料アドオンと連携することで実現できます。
難しい操作は不要で、小テストやアンケートを効率的に集計・分析したいときにおすすめです。
授業外でのAI活用シーンとアイデア
クラス運営・行事管理
保護者対応
部活動の運営
校務・分掌業務
教員がAIを使い始めるステップ【初心者向け】
Step 1:スマホで無料ツールを試す
多くのAIツールはスマホアプリで使えるため、校内PCに制限があっても導入可能。
まずは個人利用から。
Step 2:授業や業務の一部をAIに任せてみる
-
スライド1枚だけCanvaで作ってみる
-
テスト1問だけChatGPTで作ってみる
-
学級通信の文案をChatGPTに相談してみる
Step 3:うまくいったら同僚と共有する
校内研修やチームミーティングで共有すれば、組織的な導入の第一歩になります。
活用時の注意点
-
個人情報や写真はAIに入力しない
-
出力結果は必ず人間が最終確認する
-
学校・自治体のAI使用ガイドラインをチェックする
まとめ|教員こそAIを活用すべき理由
AIは教員の仕事を“奪う”のではなく、“支える”存在です。
教材作り、保護者対応、部活運営…すべての“見えない仕事”の負担を軽くして、子どもと向き合う時間を取り戻すために、AIは活躍してくれます。
まずは「自分の業務のどこで試せるか」を見つけて、一歩踏み出してみましょう。
コメント