私は、警察官として17年間勤務したあと、40代後半で退職しました。
警察官は、公務員としての安定があります。
社会的な信用もあり、毎月の給料も安定しています。
だからこそ、退職を決めるまでにはかなり悩みました。
私の場合、「辞めたい」と思い始めてから実際に退職するまで、約5年かかっています。
それでも最終的に退職を選んだ理由の一つは、家族との時間を大切にしたかったからです。
この記事では、元警察官の私が40代後半で退職を決めるまでに考えたことを、実体験をもとに書いていきます。
公務員を辞めたいけれど迷っている方。
警察官を辞めたいけれど、家族や親にどう伝えればいいか悩んでいる方。
40代・50代で退職後の生活に不安を感じている方。
そんな方の参考になればうれしいです。
※退職金、健康保険、年金、住民税などの制度は、人によって条件が異なります。具体的な手続きは、勤務先の担当部署、自治体、年金事務所、税理士や社会保険労務士などの専門家に確認してください。
警察官として17年間勤務し、40代後半で退職しました

私は、警察官として17年間勤務しました。
警察官という仕事には、責任もやりがいもあります。
社会的な信用もありますし、公務員としての安定もあります。
周囲から見れば、
「辞めるのはもったいない」
と思われる仕事かもしれません。
実際、私自身もそう思っていました。
退職を考え始めたころも、
「このまま続けた方がいいのではないか」
「40代後半で辞めて、本当に次の仕事が見つかるのか」
「安定した給料を手放して大丈夫なのか」
と何度も考えました。
警察官を辞めることは、簡単に決められることではありませんでした。
退職を考え始めてから実際に辞めるまで5年かかった

私が漠然と「辞めたい」と考え始めてから、実際に退職するまでには約5年かかりました。
すぐに辞められなかった一番の理由は、やはり公務員の安定を手放すことへの抵抗です。
警察官は、社会的な信用があります。
給料も安定しています。
家族にも安心してもらいやすい仕事です。
だからこそ、辞めたい気持ちがあっても、
「本当に辞めていいのか」
「辞めたあとに後悔しないか」
「家族を不安にさせないか」
という思いがずっとありました。
退職金、健康保険、年金、住民税、生活防衛資金についても調べました。
ただ、調べれば調べるほど、退職は気持ちだけで決められるものではないと感じました。
退職は、仕事を辞めるだけではありません。
お金、家族、住まい、これからの働き方まで関わってきます。
私にとって退職までの5年間は、ただ迷っていた時間ではなく、
これからの人生で何を大切にしたいのかを考える時間だったと思います。
公務員の安定を手放す迷いは大きかった

公務員の安定は、辞めることを考えたときに、あらためて大きく感じます。
毎月決まった給料が入る。
社会的な信用がある。
福利厚生がある。
住宅ローンや生活設計も立てやすい。
これらは、辞めてからも同じように続くわけではありません。
特に40代後半になると、20代や30代の転職とは違います。
未経験の仕事に挑戦するにも、年齢の壁があります。
家族の生活もあります。
親への説明もあります。
私自身、退職を考えながらも、
「警察官を辞めるのはもったいない」
という気持ちは最後までありました。
安定を手放す不安は、想像以上に大きかったです。
退職理由の一つは家族との時間を大切にしたかったから

私が退職を考えた大きな理由の一つは、家族との時間を大切にしたかったからです。
もちろん、給料を上げたいと考えたことがまったくないわけではありません。
安定した仕事を辞めるなら、次は高い給料がもらえる仕事を探した方がいいのではないか。
そう考えたこともあります。
でも、私の中では、給料とプライベートな時間は反比例する部分があると感じていました。
高い給料を求めれば、その分、勤務時間が長くなるかもしれません。
責任が重くなるかもしれません。
家族との時間が削られるかもしれません。
私が本当に大切にしたかったのは、
高い給料よりも、家族と過ごす時間でした。
子どもの成長があっという間に過ぎていく焦り

子どもの成長は、本当に早いです。
0歳から3歳までの時間は、あっという間でした。
気づけば初節句を迎え、七五三を迎えていました。
そのときに、
「自分はこの大切な時間を、どれだけ一緒に過ごせただろうか」
と考えるようになりました。
子どもが小さい時期のかわいさや成長を、親としてしっかり受け止められないまま過ぎてしまう。
そのことに、私は焦りを感じました。
どこかで、
「子どもは3歳までに一生分のかわいさを親に与える」
というような話を聞いたことがあります。
その話が正しいかどうかは分かりません。
でも、私にとっては、家族との時間を見直すきっかけになりました。
このまま仕事を優先し続けたら、後から取り戻せない時間を失ってしまうのではないか。
そう感じるようになりました。
妻は退職に反対しなかった

退職を考えたとき、妻とは何度も話をしました。
どんな仕事をするのか。
退職後の生活はどうするのか。
関東に帰るのか。
収入はどうなるのか。
そういった話をよくしました。
妻は、私が夜間に電話対応をしたり、休日に呼び出されたりする状況を見ていました。
日頃から私が、
「しんどい」
「疲れた」
と弱音をこぼしていたことも知っていました。
そのため、退職について強く反対されることはありませんでした。
もちろん、退職後の生活に不安がなかったわけではありません。
でも、私の状況を近くで見ていた妻は、退職に理解を示してくれました。
妻の両親も理解してくれた

妻の両親も、退職について反対することはありませんでした。
むしろ、
「いつ関東に帰って来てくれるの?」
と声をかけてくれました。
この言葉は、私にとってありがたかったです。
私にとって退職は、仕事を辞めるだけではありませんでした。
家族との距離。
暮らす場所。
これからの働き方。
子どもとの時間。
そういったものを、まとめて見直すきっかけでもありました。
一番つらかったのは母に退職を伝えることだった

妻と妻の両親は理解してくれました。
でも、私にとって一番つらかったのは、母に退職を伝えることでした。
私の母は、私に公務員になってほしいという思いが強くありました。
その結果、私は警察官になりました。
だからこそ、警察官を辞めると伝えるのは本当につらかったです。
母としては、私が独身ではなく、妻と子どもがいる状況で警察を辞めることに不安があったと思います。
また、妻の両親に申し訳が立たないという気持ちもあったのかもしれません。
母からは最後まで、
「あなたの人生だから好きにしたらいいけど、警察を辞めたら私は悲しいよ」
と言われました。
その言葉は、今でも心に残っています。
退職した今でも、
「母を安心させるために早く転職しなければならない」
「高給でなくても、安定した会社に入らないと安心してもらえないのではないか」
という不安はあります。
公務員を辞めるという決断は、自分だけの問題ではありません。
家族、親、周囲の期待とも向き合うことになるのだと感じました。
退職は住まいや暮らしを見直す決断でもあった

私の場合、退職には住まいの問題も関係していました。
結婚してすぐにマイホームを建てていたため、退職や関東への引っ越しを考えるうえで、家の処分も大きなハードルでした。
家の一括査定サイトに何度も入力しながら、最後のクリックの手前で、
「電話がたくさん来たら困るな」
と思って、やめてしまうことを繰り返していました。
最終的には申し込みをして、不動産会社からの連絡をきっかけに、家の売却が動き始めました。
私の場合は、メールが2件、電話が1件ほどで、しつこい営業はありませんでした。
ただ、不動産会社とのやり取りの中では、不安になることもありました。
「この話は不動産会社にしなかった方がよかったのではないか」
「買主側に立って話を進めているのではないか」
と感じたこともあります。
このあたりの詳しい話は、別記事で書きたいと思います。
退職時期を決めるときは、転職先だけでなく、住まい、家計、家族の予定まで含めて考える必要があると実感しました。
警察官を辞めたい人に伝えたいこと

警察官を辞めたい。
公務員を辞めたい。
そう思うこと自体は、悪いことではないと思います。
安定している仕事でも、働き方や家族との時間に悩むことはあります。
私自身もそうでした。
ただし、勢いだけで辞めるのはおすすめしません。
退職前には、少なくとも次のことは確認しておいた方がいいと思います。
- なぜ辞めたいのか
- 家族はどう考えているか
- 退職後の生活費はどうするか
- 退職金はいくらくらいになるのか
- 健康保険や年金の手続きはどうなるのか
- 住民税などの支払いはどうなるのか
- 住まいはどうするのか
- 次の仕事や収入源をどう考えるのか
制度や金額は、人によって異なります。
不安がある場合は、勤務先の担当部署、自治体、年金事務所、ハローワーク、税理士や社会保険労務士などに確認した方が安心です。
まとめ|退職は勢いではなく、何を大切にしたいかを考えて決める

私は、警察官として17年間勤務したあと、40代後半で退職しました。
退職を考え始めてから実際に辞めるまで、約5年かかりました。
公務員の安定を手放すことには、大きな迷いがありました。
それでも、子どもの成長や家族との時間を考えたときに、
このままの働き方を続けていいのか
と悩むようになりました。
退職は、簡単な決断ではありません。
自分だけでなく、家族や親の思いとも向き合うことになります。
だからこそ、勢いで辞めるのではなく、
自分が何を大切にしたいのかを考えること
が大切だと思います。
私自身、退職後の転職活動は簡単ではありません。
現在も、アラフィフでの転職、副業、ブログ運営、AI活用に挑戦している途中です。
退職するにしても、今の職場に残るにしても、後悔を減らすためには、情報を集め、家族と話し合い、自分の気持ちを整理することが大切だと感じています。




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