私は、警察官として17年間勤務したあと、40代後半で退職しました。
退職理由の一つは、家族との時間を大切にしたかったからです。
退職後、アラフィフで転職活動を始めました。
結論から言うと、40代後半の転職は簡単ではありませんでした。
これまでに約20社へ応募し、WEB面接や対面面接も受けました。
書類選考で不通過になった求人も多くあります。
現時点で内定をいただいたのは、警備会社の1社のみです。
その内定も、現在は保留にしていただいています。
この記事では、元警察官の私がアラフィフで転職活動をして感じた、
- 年齢の壁
- 未経験歓迎求人の現実
- WEBデザイン応募で感じたこと
- 外国人材サポートに応募している理由
- 警備会社の内定で迷った本音
について、実体験をもとに書いていきます。
※この記事は私個人の転職活動の体験です。転職市場や採用基準は、地域、職種、企業、時期によって異なります。
40代後半で警察官を退職し、転職活動を始めました

私は、警察官として17年間勤務したあと、40代後半で退職しました。
退職理由の一つは、家族との時間を大切にしたかったからです。
退職を考え始めてから実際に辞めるまでには、約5年かかりました。
退職理由や家族との話し合いについては、別記事で詳しく書いています。
関連記事:警察官を40代後半で退職した理由
この記事では、退職後に始めたアラフィフでの転職活動について書いていきます。
アラフィフで約20社に応募した結果

退職後、私は約20社に応募しました。
応募した職種は、主に次の4つです。
- WEBデザイン系
- 製造系
- 外国人材サポート系
- 警備系
選考状況は以下のとおりです。
| 応募した職種 | 応募数 | 選考状況 |
|---|---|---|
| WEBデザイン系 | 4社 | WEB面接1回、対面面接1回 |
| 製造系 | 3社 | WEB面接1回 |
| 外国人材サポート系 | 12社 | 面接4回 |
| 警備系 | 1社 | 面接1回、内定1件 |
全体では、WEB面接が4回、対面での面接が4回。
書類選考で不通過になったものが約12件あります。
現時点で内定をいただいたのは、警備会社の1件のみです。
約20社応募して内定1社。
この結果だけを見ると、40代後半の転職は甘くないと感じます。
ただ、まったく相手にされないわけではありません。
面接まで進む会社もありますし、内定をいただけた会社もあります。
大切なのは、
自分の希望だけでなく、企業側から自分がどう見られているのかを冷静に考えること
だと感じました。
「未経験歓迎」でも40代後半には年齢の壁があると感じた

転職活動を始めて想定外だったのは、
「未経験歓迎」
「年齢不問」
と書かれている求人でも、詳細を見ると年齢条件があるものが多かったことです。
求人票を見ていると、
- 35歳以下
- 40歳以下
- 45歳以下
といった条件が書かれていることがありました。
理由としては、定年年齢や長期勤続によるキャリア形成を挙げている求人もあります。
私も「45歳以下」と書かれている求人に、少しくらい年齢がオーバーしていても大丈夫ではないかと思って応募したことがあります。
しかし、結果は書類選考で不通過でした。
もちろん、不通過の理由が年齢だけだったかは分かりません。
ただ、40代後半で未経験職種に応募する難しさは感じました。
「未経験歓迎」と書かれていても、40代後半の場合は、求人票の言葉だけで判断しない方がいいと思います。
確認した方がいいと感じたのは、次のような点です。
求人に年齢制限がある場合の扱いは、制度上のルールや例外も関係します。
気になる場合は、ハローワークや厚生労働省の情報を確認すると安心です。
WEBデザイン未経験応募で感じた現実

私は、WEBデザインを少しかじったことがあります。
そのため、「未経験歓迎」と書かれているWEBデザイン関係の求人にも応募しました。
WEBデザイン系には4社応募しました。
WEB面接1回、対面面接1回まで進みました。
しかし、結果として内定には至りませんでした。
実際に面接を受けて感じたのは、
ツールの使い方を学んだだけでは足りない
ということです。
バナーやWEBサイトのデザインがある程度できるとしても、それだけでは弱いと感じました。
面接では、
- その会社で何をしたいのか
- どんな制作物を作りたいのか
- WEBデザイン業界でどう成長したいのか
- なぜアラフィフからその仕事を選ぶのか
こういった部分を、もっと明確に語る必要があると感じました。
「未経験歓迎」は、これから経験を積んで育っていく人を歓迎する意味で使われている場合もあります。
アラフィフ未経験の場合は、若い未経験者とは違い、年齢相応の目的意識や、これまでの経験とのつながりも見られるのだと思います。
これは、実際に応募して面接を受けたからこそ感じた現実でした。
外国人材サポートの仕事に応募している理由

私が一番多く応募しているのは、外国人材サポート系の仕事です。
約20社応募したうち、外国人材サポート系は12社です。
面接にも4回進みました。
この分野に関心がある理由は、警察官時代に外国人対応をする機会が多かったからです。
言葉や文化の違いがある中で、相手の話を聞く。
状況を整理する。
必要な対応につなげる。
こうした経験は、民間企業でも活かせるのではないかと考えています。
外国人材の受け入れや生活サポート、企業との調整に関わる仕事であれば、警察官時代の経験を別の形で活かせるのではないかと思いました。
ただし、興味がある分野だからといって、すぐに採用されるわけではありません。
実際には、外国人材サポート系で複数回面接まで進んでいますが、現時点では内定には至っていません。
ここでも、
やりたい仕事と採用される仕事のギャップ
を感じています。
警察官経験は民間企業でどう言い換えられるか

警察官経験は、そのまま
「警察官として働いていました」
と伝えるだけでは、民間企業に価値が伝わりにくい場合があります。
大切なのは、警察官時代の経験を、民間企業に伝わる言葉に言い換えることです。
私の場合、特に強みになり得ると感じているのは、
- 外国人対応
- クレーム対応
- 報告書作成
です。
その他にも、住民対応、事件事故対応、関係機関との調整、後輩指導、夜間休日対応への耐性などは、伝え方によって強みになる可能性があります。
ただし、これらは、
警察官だったから必ず評価される
という意味ではありません。
応募先の企業が求めている人物像に合わせて、どの経験をどう伝えるかが大切です。
関連記事:警察官から転職する職務経歴書の書き方
警備会社から内定をもらって感じたこと

転職活動を続ける中で、警備会社から内定をいただきました。
約20社応募し、書類選考で落ちることも多かった中で、初めていただいた内定です。
内定をいただけたこと自体は、率直にうれしかったです。
面接や選考試験のとき、他の応募者もいました。
その中で、私は別室で選考試験と会社説明を受けました。
翌日に内定の連絡をいただいたので、元警察官という経歴を評価していただいた部分もあったのかもしれません。
警備業は、警察官経験を活かしやすい現実的な選択肢だと思います。
ただ、内定をいただいた一方で、すぐに決めることはできませんでした。
内定はうれしかった
内定をいただけたことは、本当にうれしかったです。
40代後半で転職活動をしていると、書類選考で落ちることも多くあります。
面接まで進んでも、内定につながらないこともあります。
その中で、初めて内定をいただけたことは、大きな安心材料でした。
必要としてくれる会社がある。
そう感じられたことは、ありがたかったです。
勤務ローテーションと残業時間で迷った
一方で、勤務条件を聞いて迷いも出てきました。
説明を受けた勤務ローテーションは、
日勤・日勤・夜勤・夜勤・明け・休み・休み
という形でした。
さらに、慣れてきたら3か月後くらいから、月平均45時間ほどの残業をお願いすることがある、という説明も受けました。
私は、家族との時間を大切にしたいと思って警察官を退職しました。
そのため、この勤務形態で働いた場合、またプライベートの時間が大きく削られるのではないかと考えました。
内定をもらうことは大切です。
でも、自分がなぜ働き方を変えたかったのかを考えると、すぐには決められませんでした。
内定を保留している理由
会社からは、2週間は内定の返事を待てると言われました。
さらに、電話連絡をすれば、1週間ほど保留できる可能性もあると聞いています。
正直に言うと、できるだけ返答期限まで慎重に考えたいと思っています。
これだけ返事を引き延ばしたいと考えているということは、
自分の中では、この内定をすぐに受けるよりも、もう少し他の業種に挑戦したい気持ちが強いのだと思います。
もちろん、警備業を否定しているわけではありません。
警備業は、元警察官の経験を活かしやすい仕事の一つだと感じています。
ただ、今の私には、外国人材サポート系など、他の業種にも挑戦したい気持ちがあります。
もし今後、転職活動の状況が変われば、警備会社もあらためて視野に入れて考えるつもりです。
40代後半の転職で感じた「やりたい仕事」と「採用される仕事」のギャップ

転職活動をしていて強く感じるのは、
やりたい仕事と採用される仕事にはギャップがある
ということです。
私の場合、警察官時代の外国人対応の経験を活かしたいと思い、外国人材サポート系の求人に多く応募しています。
一方で、現時点で内定をいただいたのは警備会社です。
この現実をどう受け止めるかは、とても難しいです。
・元警察官としての経験を活かしやすい仕事を選ぶのか。
・新しく挑戦したい仕事にもう少し応募し続けるのか。
・家族との時間を確保できる働き方を優先するのか。
・収入や安定を優先するのか。
40代後半の転職では、こうした現実的な選択を迫られます。
だからこそ、転職活動では、
内定をもらうことだけをゴールにしない方がいい
と感じています。
自分がなぜ警察官を辞めたのか。
なぜ働き方を変えたかったのか。
どんな生活をしたいのか。
そこを見失わないことが大切だと思います。
これから公務員を辞めて転職する人に伝えたいこと

これから公務員を辞めて民間企業へ転職しようと考えている人に伝えたいのは、
退職前から求人を見ておいた方がいい
ということです。
退職してから初めて求人を見ると、想像以上に現実を突きつけられることがあります。
特に40代後半の場合、次のようなことを感じました。
- 未経験歓迎でも年齢条件がある
- 書類選考で落ちることが多い
- 希望職種にすぐ採用されるとは限らない
- 公務員経験を民間向けに言い換える必要がある
- 内定が出ても勤務条件で迷うことがある
公務員経験は無駄ではありません。
ただし、そのままでは伝わりにくいこともあります。
自分の経験を棚卸しして、民間企業に伝わる言葉に変換することが大切です。
また、退職金、健康保険、年金、住民税、失業給付などの制度は、人によって条件が異なります。
具体的な手続きは、勤務先の担当部署、自治体、年金事務所、ハローワーク、税理士や社会保険労務士などに確認することをおすすめします。
まとめ|内定をもらうことだけがゴールではない

私は、警察官として17年間勤務したあと、40代後半で退職しました。
現在は、アラフィフで転職活動を続けています。
これまでに約20社へ応募しました。
WEB面接や対面面接も受けました。
書類選考で不通過になった求人も多くあります。
現時点で内定をいただいたのは、警備会社の1社のみです。
内定をいただけたことはうれしかったです。
ただ、勤務ローテーションや残業時間を考えると、家族との時間を大切にしたいという退職理由と合っているのか迷いもあります。
40代後半の転職では、希望どおりに進まないこともあります。
やりたい仕事と採用される仕事の間にギャップを感じることもあります。
それでも、自分が何を大切にしたいのかを確認しながら、転職活動を続けていくことが大切だと思っています。
この記事が、公務員を辞めたい人、警察官を辞めた後の仕事に悩んでいる人、アラフィフで転職活動をしている人の参考になればうれしいです。





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