私は、警察官として17年間勤務した後、40代後半で退職しました。
退職した理由の一つは、家族との時間を大切にしたいと思ったからです。
退職前にも転職活動はしていました。
ただ、仕事をしながらの転職活動は想像以上に大変でした。
そのため、私は途中でこう考えるようになりました。
退職してからの方が、転職活動に集中できるのではないか。
しかし、実際に退職してみると、そう簡単ではありませんでした。
この記事では、在職中に約10か月転職活動をしたこと、退職後に勉強や副業準備を優先して転職活動を後回しにしてしまったこと、そしてアラフィフ転職で感じている反省を正直に書きます。
成功談ではありません。
今まさに悩みながら進んでいる一人の体験談として読んでいただければと思います。
退職後なら転職活動に集中できると思っていた

在職中の転職活動は、時間調整がとても大変でした。
平日の日中は仕事があります。
面接を受けるにも、エージェントと面談するにも、自由に動ける時間は限られています。
私は当時、通常の日勤勤務でした。
そのため、平日の日中に企業へ面接に行くことは難しい状況でした。
その中で転職活動を続けているうちに、
退職後なら時間ができる。
その方が転職活動に集中できるはず。
と思うようになりました。
しかし、退職後に時間ができたからといって、自然と転職活動に集中できるわけではありませんでした。
ここが、私の大きな反省です。
在職中に約10か月転職活動をしていた

私が在職中に転職活動をしていた期間は、約10か月です。
応募した企業は10社以上。
そのうち、面接まで進んだ企業は5社ほどありました。
転職エージェントには2社登録しましたが、実際にコンサルタントの方と面談して相談したのは1社です。
面接を受けた5社のうち、3社はWeb面接でした。
数字だけを見ると、それなりに動いていたように見えるかもしれません。
ただ、実際には仕事をしながらの転職活動はかなり負担がありました。
Web面接は3社、夜間対応が中心だった

私の場合、企業面接や転職エージェントとの面談は、夜間のWeb対応が中心でした。
日勤勤務だったため、平日の日中に動くことが難しかったからです。
Web面接は便利です。
移動時間も少なく、在職中でも受けやすい面があります。
ただ、仕事が終わってから急いで帰宅し、気持ちを切り替えて面接を受けるのは簡単ではありません。
面接がある日は、朝からどこか落ち着きませんでした。
仕事中も時間が気になり、終わったら駅まで急ぎ、帰宅してすぐ面接の準備をするような日もありました。
19時の対面面接で感じた在職中転職の難しさ

一度だけ、19時から企業へ訪問して面接を受けたことがあります。
その日は、残業にならないように仕事を進める必要がありました。
面接会場までの電車の時間も、仕事中に何度も確認しました。
「何時の電車に乗れれば間に合うか」
「何時を過ぎたら間に合わないか」
そんなことを何度もシミュレーションしていました。
仕事が終わった後も、すぐに帰りたい気持ちはありました。
でも、普段と違う行動をして不自然に思われたくない気持ちもありました。
そのため、いつも通りに少し上司と話してから帰りました。
その間も、「今、何か仕事を頼まれたらどうしよう」と内心かなりドキドキしていました。
在職中の転職活動は、単に時間がないだけではありません。
今の仕事、面接日程、移動時間、周囲への気遣いが重なります。
頭の中が常にフル回転しているような感覚でした。
なぜ在職中の転職活動を止めてしまったのか

在職中の転職活動は、不可能ではありません。
実際に私も10か月ほど続けていました。
しかし、途中で止めてしまいました。
理由は、正直に言うと、
退職してからの方が集中できるはず
と思ったからです。
仕事をしながら応募書類を作り、面接を調整し、今の仕事もこなす。
その状態がかなり負担でした。
退職すれば時間ができる。
時間ができれば自然と転職活動に集中できる。
そう考えていました。
でも、今振り返ると、この考えは少し甘かったと思っています。
退職後に始めたWebデザイン・プログラミング・AIの勉強

退職後、私はWebデザイン、プログラミング、AIの勉強を始めました。
これからの働き方を考える中で、パソコンを使った仕事や在宅でできる仕事にも興味がありました。
クラウドソーシングでWebデザインやライティングの仕事を受けられないかと考えたこともあります。
勉強したこと自体は、無駄だったとは思っていません。
現在のブログ運営やAI活用にもつながっている部分はあります。
ただし、転職活動という意味では、結果的に後回しにしてしまった面がありました。
在職中から退職後にかけて、合計で約1年半ほど、いろいろな勉強をしながら転職活動を後回しにしていた期間があります。
これは今でも反省しています。
クラウドソーシングで感じた現実

退職後、クラウドソーシングでWebデザインやライティングの仕事を受けようと試みました。
ただ、実際にやってみると、思っていたより簡単ではありませんでした。
案件を受ける難しさ
スクールや教材で勉強したからといって、すぐに仕事が取れるわけではありません。
応募しても選ばれないこともあります。
未経験から実績を作る難しさも感じました。
単価の低さ
ライティングやWeb関連の仕事は、初心者向け案件だと単価が低いものもあります。
もちろん、スキルや実績を積めば変わる可能性はあります。
ただ、私の場合、すぐに生活を支えるほどの収入にするのは難しいと感じました。
安定収入には簡単につながらなかった
副業やクラウドソーシングは、可能性のある働き方です。
しかし、退職後すぐに安定収入になるとは限りません。
私自身、そこを少し甘く見ていた部分がありました。
退職後に副業や在宅ワークに挑戦するなら、在職中から少しずつ試しておく方が現実的だと感じています。
ブログを始めて感じたこと

ライティングの勉強をきっかけに、ブログも始めました。
ブログは、自分の経験を発信できる点ではとても魅力があります。
私の場合、
- 公務員退職
- アラフィフ転職
- 退職後のお金や手続き
- 副業
- ブログ運営
- AI活用
- 元警察官としての経験
を発信テーマにしています。
ただし、ブログで収益を出すには時間がかかります。
記事を書いたからといって、すぐにアクセスが集まるわけではありません。
AdSenseやアフィリエイトで収益化するにも、記事数、検索流入、読者の信頼が必要ですし、AdSense審査に通るのも簡単ではありません。
だからこそ、ブログに興味がある人は、退職後ではなく、在職中から少しずつ始めておく方がよいと感じています。
退職後に始めると、収益化までの時間と生活費の不安が重なりやすいからです。
空白期間を面接でどう説明しているか

退職後の空白期間について、面接で聞かれることがあります。
私の場合は、
クラウドソーシングでライティングの仕事をしたり、ブログ運営に取り組んだりしています。
と説明しています。
さらに聞かれた場合は、
ブログでは、退職後の手続きや転職、副業、AI活用など、自分の経験をもとにした記事を書いています。
と伝えるようにしています。
私の体感では、空白期間について大きく深掘りされることは多くありませんでした。
ただし、聞かれたときに答えられるよう準備はしています。
空白期間は、無理に立派な理由を作る必要はないと思っています。
ただ、その期間に何を考え、何に取り組んでいたのかを、自分の言葉で説明できるようにしておくことは大切です。
警察官経験を民間転職でどう伝えているか

面接では、警察官時代の仕事内容について聞かれることがあります。
私の体感では、
「その経験を民間でどう活かせますか」
と直接聞かれることは多くありません。
ただし、準備しておいて損はありません。
他の質問への回答にも応用できるからです。
私が整理している警察官経験のアピール材料は、以下のようなものです。
- 巡回、警戒、初動対応の経験
- 来訪者、地域住民、関係者への丁寧な対応
- 相手の話を正確に聞き取り、状況を整理する力
- 事実確認、記録作成、報告書類作成の経験
- 守秘義務、規律、時間厳守、責任感を重視した業務姿勢
- 異常時やトラブル時にも落ち着いて対応する力
- 報告、連絡、相談を徹底する業務遂行力
- 幅広い相手への丁寧なコミュニケーション力
- 外国人対応や外国語での対応経験
- Word、Excelを使った基本的な文書作成、データ入力スキル
警察官としての経験をそのまま話すだけでは、民間企業には伝わりにくいことがあります。
そのため、
「前職で何をしていたか」
ではなく、
「その経験を応募先でどう活かせるか」
に置き換えて話すようにしています。
アラフィフ転職で痛感した年齢と時間の重み

アラフィフで転職活動をしていると、年齢を意識する場面があります。
もちろん、年齢だけですべてが決まるわけではありません。
これまでの経験、人柄、応募先との相性も大切です。
ただ、私自身は、在職中から退職後にかけて約1年半ほど遠回りしたことで、時間の重みを強く感じています。
1年経てば、年齢も一つ上がります。
20代や30代の1年と、40代後半の1年では、感じ方が違いました。
「職種を選べる立場ではないのでは」
「条件を下げるしかないのでは」
そんなネガティブな考えが出てくることもあります。
でも、家族との時間を大切にしたくて退職したのに、残業が多すぎる仕事を選んでしまえば、退職した意味が薄れてしまいます。
焦りと希望条件のバランスを取ること。
これが、アラフィフ転職ではとても難しいと感じています。
これから退職を考えている人に伝えたいこと

これから退職を考えている人に伝えたいのは、
退職後に自然と動けるとは限らない
ということです。
私は、退職後なら転職活動に集中できると思っていました。
でも実際には、勉強や副業準備を理由に、転職活動を後回しにしてしまった時期があります。
もちろん、勉強も副業も無駄ではありません。
ただ、生活費や年齢のことを考えると、転職活動と並行して進める意識が必要だったと感じています。
特に40代後半・50代で退職を考えている人は、
- 在職中から職務経歴書を作る
- 転職サイトや求人を見ておく
- 転職エージェントに相談してみる
- 副業やブログは在職中から小さく始める
- 退職後の生活費を確認する
- 家族としっかり話す
こうした準備を、できる範囲で進めておくことをおすすめします。
まとめ|退職後に自然と動けるとは限らない

退職後なら転職活動に集中できる。
私もそう思っていました。
しかし、実際にはそう簡単ではありませんでした。
在職中の転職活動は、たしかに大変です。
仕事をしながら応募し、面接を調整し、周囲に気を遣う必要があります。
でも、退職後には別の大変さがあります。
給与収入が途切れる不安、年齢への焦り、家族への後ろめたさ、自分で行動し続ける難しさです。
私自身、今も反省しながら進んでいます。
だからこそ、これから退職を考えている人には、できるだけ在職中から少しずつ準備してほしいと思っています。
完璧に準備する必要はありません。
でも、何もせずに退職してから考えるのは、特にアラフィフでは負担が大きくなりやすいです。
退職前でも、退職後でも、転職活動はできます。
ただし、自分の性格、生活費、家族、年齢、希望する働き方を現実的に見ながら進めることが大切です。
私の反省が、これから退職や転職を考えている方の参考になればうれしいです。



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