警察官と結婚することになったとき、意外と悩むのが結婚式の準備です。
「職場の上司はどこまで呼ぶべき?」
「警察官の礼服は結婚式で着られるの?」
「本部長から祝電が届くって本当?」
「結婚前に身辺調査のようなものはあるの?」
このように、一般の結婚式とは少し違う不安を感じる方もいると思います。
私自身、17年間警察官として勤務し、40代後半で退職しましたが、
警察官として勤務していた時代に結婚しました。
私の場合は、妻の地元である関東方面で式を挙げたため、職場関係者は招待せず、家族・親族と関東方面の友人数名だけを招待しました。
一方で、警察官時代には同期や同僚の結婚式にも出席してきました。
職場の同僚を呼ぶ人、警察学校の担当教官を呼ぶ人、警察官の礼服を着る人、本部長名の祝電が届く人など、警察官ならではの場面も実際に見てきました。
この記事では、私自身の結婚式の経験と、警察官時代に見てきた結婚式の実例をもとに、警察官との結婚式で知っておきたいポイントをまとめます。
ただし、警察組織の運用は都道府県警や所属、時期によって異なります。
最終的には、警察官本人が直属の上司や警務担当に確認してください。
警察官との結婚式は普通の結婚式と少し違う

警察官との結婚式は、基本的には一般的な結婚式と大きく変わりません。
ただし、次のような点で少し特殊な部分があります。
- 職場関係者をどこまで呼ぶか悩みやすい
- 上司や同僚との関係性に配慮が必要な場合がある
- 三交替勤務など勤務形態によって日程調整が難しい
- 警察官の礼服を着用できる場合がある
- 本部長名などの祝電が届くことがある
- 結婚報告時に相手や家族について確認されることがある
特に警察官は、同じ係や班、警察学校の同期とのつながりが強い職場です。
そのため、結婚式に職場関係者を呼ぶ場合は、招待範囲や席次で悩む人もいます。
ただ、最初に伝えておきたいのは、警察官だからといって必ず職場関係者を呼ばなければならないわけではないということです。
結婚式は警察組織の行事ではありません。
新郎新婦と両家が納得できる形で行うことが一番大切です。
警察官側の招待客はどこまで呼ぶ?

警察官の結婚式で悩みやすいのが、職場関係者をどこまで招待するかです。
警察官は職場のつながりが濃いので、声をかけ始めると人数が増えやすいです。
そのため、最初にある程度の方針を決めておくと安心です。
私の場合は職場関係者を呼ばなかった
私の場合は、妻の地元である関東方面で式を挙げました。
当時の勤務先からは遠方だったこともあり、職場関係者は招待せず、家族・親族と関東方面の友人数名だけで行いました。
遠方での挙式だったため、職場関係者を呼ばないことも自然に受け入れられました。
特に職場で気まずくなることもありませんでした。
正直に言うと、私自身も結婚式に同僚や先輩、上司を呼びたいという気持ちはあまり強くありませんでした。
そういう意味でも、妻の地元で式を挙げられたのはよかったと感じています。
警察官だからといって、必ず職場関係者を呼ばなければならないわけではありません。
式場の場所、両家の考え方、新郎新婦の希望を優先して決めてよいと思います。
同期の結婚式では同僚5〜10名ほどが多かった
一方で、私が参加した同期の結婚式では、職場の同僚を5〜10名ほどと警察学校時代の同期生数名を招待しているケースが多かったです。
地域課であれば同じブロック員、刑事課などの内勤であれば同じ班員を呼んでいる印象でした。
また、転勤してすぐのタイミングだったり、前の所属に特に仲の良い同僚がいたりする場合は、前所属の同僚を招待している人もいました。
招待客を考えるときは、
- 今の所属でお世話になっている人
- 同じ係や班の人
- 警察学校の同期
- 前所属で特に仲の良かった人
- どうしても来てほしい人
という順番で考えると整理しやすいです。
ただし、人数が増えすぎると両家のバランスや会場の規模にも影響します。
「警察官だから誰を呼ぶべきか」よりも、「本当に来てほしい人は誰か」を基準に考えるのがよいと思います。
上司は課長までが多かった
警察官の結婚式で意外と悩むのが、どの立場の上司まで招待するかです。
私が見てきた範囲では、招待されている上司は現在勤務している課の課長までというケースが多かったです。
少なくとも私が出席した同期の結婚式では、副署長や署長クラスまで招待しているケースはありませんでした。
ただし、これはあくまで私の周囲での話です。
都道府県警や所属、本人との関係性によっても違います。
迷う場合は、警察官本人が直属の上司に相談しておくのが一番安心です。
警察組織は縦社会ではありますが、結婚式はあくまで個人と家族の行事です。
必要以上に構えすぎなくてもよいと思います。
警察学校の担当教官を呼ぶこともある
一般の方には少し意外かもしれませんが、警察官の結婚式では、警察学校時代の担当教官を招待するケースもあります。
私の周囲でも、警察学校の担当教官を結婚式に呼んでいる人は多かったです。
警察官にとって、
- 何年拝命か
- 何期生か
- 誰教官だったか
という話は、転勤のたびに聞かれることがあるくらい身近な話題です。
担当教官が誰だったかで、その人の警察学校時代の雰囲気や人柄をある程度イメージされることもあります。
それくらい、担当教官は警察人生の中で大きな存在です。
人によっては、卒業後も年賀状のやり取りをしたり、仕事上の相談をしたりすることもあります。
そのため、結婚の報告を上司だけでなく担当教官にもする人はいましたし、結婚式に招待するのも自然な流れだったと思います。
日程調整は勤務形態に合わせて考える

警察官との結婚式では、日程調整も大切です。
警察官は、一般的な会社員のように土日祝が必ず休みとは限りません。
部署によっては三交替勤務や当直勤務があります。
三交替勤務と日勤勤務で違いがある
私の場合は、妻の地元である関東方面で式を挙げたため、日程は妻側の都合を最優先にして決めました。
職場関係者を招待しなかったこともあり、警察官側の勤務サイクルを細かく調整する必要はありませんでした。
一方で、私が出席した同期の結婚式を見ていると、現在勤務している課によって日程の決め方は違っていました。
三交替勤務の人は、自分の課や係が休みになるタイミングに合わせて式を挙げていることが多かったです。
内勤などの日勤勤務の人は、一般的な会社員と同じように土日開催が多い印象でした。
職場関係者を多く招待したい場合は、勤務形態や公休日のタイミングを早めに確認しておくと安心です。
結婚休暇と年次休暇で新婚旅行に行ける場合もある
警察官でも、結婚休暇や年次休暇を利用して新婚旅行に行くことはできます。
私も結婚休暇と年次休暇を使い、結婚式の翌日から海外へ新婚旅行に行きました。
休暇はかなり長めに取った記憶があります。
周囲を見ても、結婚休暇と年次休暇を組み合わせて、海外旅行に行く人は多かったです。
タイミングや所属にもよりますが、長く取れる場合は合計で2週間近く休めるケースもあります。
ただし、休暇の取りやすさは所属、担当業務、時期、人員状況によって変わります。
結婚式や新婚旅行の日程を考えるときは、早めに上司へ相談し、勤務に無理が出ないように調整することが大切です。
警察官の礼服は結婚式で着られる?

警察官の結婚式で特徴的なのが、警察官の礼服です。
「結婚式で制服を着るの?」
と気になる方も多いと思います。
私自身も、結婚式で警察官の礼服を着用しました。
私はお色直しで礼服に着替えました
私の場合、挙式では通常の婚礼衣装を着ました。
その後、披露宴で妻がお色直しをするタイミングに合わせて、私も警察官の礼服に着替えました。
礼服といっても、基本的な着方は普段の制服と大きく変わりません。
ただ、普段は付けない式典用の飾りが少し付くため、試着の際に付け方を教えてもらいました。
結婚式で警察官の礼服を着ると、やはりかなり印象に残ります。
今でも結婚式の写真を見返すと、礼服を着た写真は良い思い出だと感じています。
妻の反応もとても良かったです。
礼服の申し込みと試着
私が勤務していた県では、礼服の着用に費用はかかりませんでした。
そのため、式の費用を少しでも節約する目的で利用する人も多かったです。
礼服は季節によって、合服・夏服・冬服などがあり、デザインや色にも違いがありました。
申し込みは警務課経由で行い、早めに手続きをしました。
私の場合は、何度か本部へ行って試着し、サイズを合わせた記憶があります。
ただし、礼服の借用方法や費用、手続きは都道府県警や所属、時期によって異なる可能性があります。
着用を考えている場合は、早めに警務担当などへ確認しておくことをおすすめします。
制帽と敬礼写真はかなり盛り上がった
実際に披露宴で礼服に着替えて各テーブルを回ると、妻の友人からの反応がとても良かったです。
写真撮影を求められたり、制帽を被ってみたいと言われたり、制帽をかぶって敬礼する写真を撮りたがる友人も多くいました。
ただ、ここで少し元警察官らしい失敗もありました。
妻の友人に制帽を渡して写真を撮るとき、敬礼の形が崩れているのが気になり、つい入念に指導してしまったのです。
すると妻から、
「やりすぎ」
と注意されました。
今思えば、結婚式の楽しい場面でそこまで真剣に指導する必要はありませんでした。
ただ、それも含めて良い思い出です。
一般的なタキシードとは違い、警察官らしさが出るので、礼服姿は結婚式の中でも印象に残りやすい場面だったと思います。
披露宴や二次会の雰囲気はどんな感じ?

警察官が多く集まる結婚式と聞くと、
「体育会系の余興が多いのでは?」
「お酒の席が荒れないか不安」
「警察官ばかりだと堅苦しいのでは?」
と思う方もいるかもしれません。
私が参加した同期の結婚式では、歌や寸劇のような余興はそれほど多くありませんでした。
少なくとも、警察官だからといって必ず派手な余興をするわけではありません。
一方で、印象に残っているのはお酒の量です。
披露宴会場に用意されていた瓶ビールの量は本当に多かった記憶があります。
警察官の出席者が多い式では、お酒を多めに準備しているケースもあるのかもしれません。
とはいえ、披露宴は上司や家族も出席する場です。
私が見てきた範囲では、披露宴中は比較的落ち着いた雰囲気のことが多かったです。
ただし、同期や若手中心の二次会になると、披露宴よりくだけた雰囲気になることもあります。
不安がある場合は、二次会の人数や終了時間を事前に決めておくと安心です。
本部長名の祝電が届くこともある

警察官が結婚式を挙げる場合、所属や手続きによっては、本部長名の祝電が届くことがあります。
私が警察官時代に結婚したときも、県警の本部長名で祝電が届きました。
正直、当時は少し驚きました。
その後、私は警務課で勤務する機会があり、署員の結婚に関する祝電の手配に関わったこともあります。
結婚式の日程や式場など、必要な情報を確認し、本部長秘書を担当する部署へ連絡する流れでした。
自分が受け取る側だったときは単純に驚きましたが、手配する側を経験してからは、警察組織らしいフォーマルな一面だったのだと感じました。
ただし、祝電の有無や手続きは都道府県警や所属、時期によって異なる可能性があります。
必ず届くものと考えず、
「届くこともある」
くらいに受け止めておくとよいでしょう。
結婚前に身辺調査はある?

警察官との結婚について調べると、
「身辺調査」
という言葉を目にすることがあると思います。
この部分は、不安に感じる方も多いはずです。
私が実際に聞かれたこと
私自身が結婚するときも、当時の上司から妻の氏名や、妻の両親など家族の氏名を聞かれました。
そのとき、上司は冗談交じりに、
「身辺調査に決まってるやん」
と言っていました。
ただ、それが本当に身辺調査のためだったのかは分かりません。
今思えば、祝電などの準備のために警務課から問い合わせがあり、その確認だった可能性もあります。
警察という職業柄、
「身辺調査」
という言葉を冗談っぽく使う人もいます。
だからこそ、ネット上の情報だけを見て必要以上に不安になる必要はないと思います。
ネットの噂だけで不安になりすぎない
もちろん、警察官という仕事の性質上、結婚報告の際に一定の確認事項がある可能性はあります。
ただし、具体的な運用は都道府県警や所属、時期によって異なります。
ネット上では、身辺調査という言葉だけが一人歩きしていることもあります。
しかし、すべての情報が自分たちに当てはまるとは限りません。
気になる場合は、婚約者同士で抱え込まず、警察官本人を通じて所属に確認するのが一番確実です。
この部分については、必要以上に怖がるよりも、落ち着いて確認することが大切だと思います。
警察官との結婚式で事前に確認したいこと

警察官との結婚式を準備するときは、以下の点を早めに確認しておくと安心です。
□ 職場関係者を招待するか
□ 上司をどこまで呼ぶか
□ 同僚・同期をどこまで呼ぶか
□ 警察学校の担当教官に報告・招待するか
□ 勤務形態に合った日程になっているか
□ 結婚休暇や年次休暇をどう使うか
□ 礼服を着用できるか
□ 礼服の借用手続きや試着の流れ
□ 祝電の有無や必要な手続き
□ 二次会に職場関係者を呼ぶか
□ 配偶者側の家族に警察官特有の事情を説明しておくか
特に、礼服や祝電、休暇については、都道府県警や所属によって運用が違う可能性があります。
早めに本人が警務担当や直属の上司に確認しておくと、余計な不安を減らせます。
まとめ|結婚式は警察組織ではなく二人と家族のためのもの

警察官との結婚式には、招待客、勤務形態、礼服、祝電、結婚前の確認事項など、一般の結婚式とは少し違う部分があります。
ただ、私が自分の結婚式を振り返って思うのは、結婚式は警察組織のためのものではなく、新郎新婦二人のためのものだということです。
これは職業に関係なく同じだと思います。
さらに個人的には、結婚式は新婦のためのものだと感じました。
新婦の好きな曲をかけ、新婦が呼びたい友人を呼び、新婦がやりたいプランで式を行う。
もちろん新郎の希望も大切ですが、私の場合は妻が喜んでくれることが何より大事でした。
正直、私は結婚式を少し恥ずかしいイベントだと思っていました。
実際に式が始まってからも、恥ずかしい気持ちはありました。
それでも、式が終わったあとに妻が
「最高の式だった」
と言ってくれたときは、本当に嬉しかったです。
これまで同僚や友人の結婚式にも参加してきましたが、やはり自分たちの式が一番良かったと感じています。
私はその後、17年間勤めた警察を40代後半で退職しました。
退職を考える中で、改めて家族との時間の大切さを感じるようになりました。
だからこそ今振り返っても、結婚式は家族としてのスタートだったと思います。
警察官だからといって、職場の慣習に合わせることばかり考える必要はありません。
職場への配慮はしつつも、最後は二人と家族が納得できる形を選ぶことが一番大切です。
警察官との結婚式が、二人にとって良いスタートになることを願っています。




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